MCS主催 アレクセイ・リュビモフ アトリエコンサート&懇親会 ~シルヴェストロフを迎えて~

2017年11月4日(土)
秋晴れの京都修学院 アトリヱ・松田にて「アレクセイ・リュビモフ サロンコンサート」が
MCS主催で開催されました。

前日の午前中からリュビモフは京都入り。アトリエで練習です。
同行したシルヴェストロフ氏は京都観光です。出発前に
おもむろにピアノを弾きはじめ、しばらく離れられません。
なんと美しく、心地よい響き。。。

午後、練習の合間にお散歩をしたいとのリュビモフ氏からの申し出で、近所の鷺ノ森神社まで
ご案内。
秋色の参道を歩くときから、木々や自然に触れることが好きだとおっしゃっていました。
景色を愛おしむように、耳を澄ませながら歩かれます。

万葉集や芭蕉、一茶にはじまり、村上春樹も読んでおられ、日本の文学にも深い興味を持っておられるご様子。特に俳句が好きだと。
そして、カラスが高い木にとまって鳴く声を聴いて、

「日本のカラスは ハー、ハー と優しい声で鳴く、ヨーロッパのギャーギャーとは鳴き声が違うね。」

神社の拝殿で自ら鳴らした鈴の音を、とても喜ばれていました。出会う音すべてを音楽ととらえていらっしゃる姿に感じ入りました。

コンサート当日、会場には、全国からシルベストロフ氏、リュビモフ氏のファンの方をはじめ、たくさんのお客様にお集まりいただきました。




曲目は、

モーツァルト ソナタ ハ短調  KV457
ストラヴィンスキー ソナタ 1924
ハイドン  ソナタ ロ短調Hob.XVI:32.
シルヴェストロフ  ソナタ2番
ショパン バラード3番、4番 舟歌Op.60

終了後、会場で聴いていたシルヴェストロフを招いて固い握手



素晴らしい演奏でした。お客様の感嘆の声があがります。シルヴェストロフ氏がリュビモフに招かれピアノの前へ。ロシアの巨匠お二人が拍手喝さいを浴びます。

クラシックの演奏が心にしみる演奏であったことは言うに及ばず、シルヴェストロフ氏のソナタの演奏は、聴く人それぞれが自由にイメージをふくらませて、自分だけの世界に入っていくような、何かが呼び覚まされる、そんな錯覚があったのではないでしょうか。
ピアノという楽器の奥深さを知る音楽でもありました。

懇親会では
鼓の宗家で今月末に中村壽鶴を襲名される中村壽慶さんがお仕事帰りに立ち寄ってくださいました。
400年前から伝わる鼓での中村さんの演奏に、会場は盛り上がります。

そんな中で自然とはじまった、リュビモフ氏、シルヴェストロフ氏、中川さんのインプロビゼーション!





これこそ 音の外交





無邪気な子供のように音と戯れるお二人を見て、音を楽しむことが、まさに言葉どおり
音楽の原点なのだという思いを強くしました。
演奏者、お客様と一体になった素晴らしい交流の時間がもてたこと、心より感謝いたします。